段ボールの処分方法と注意点・リサイクルの流れ

最終更新日 2023年6月16日

引越しで使い終わった段ボールの処分は意外と困ります。 たたんで平たくしても10枚もあるとすぐに場所を占領されてしまいますね。

可燃ゴミで処分するわけにもいきません・・・

段ボールはいったいどうやって処分すればよいのでしょうか? 日常生活ではあまり遭遇することではないので、いざ大量の段ボールに囲まれた時にどうしよう?
となってしまいます。

ここではまとまった量の段ボールの処分方法と注意点・リサイクルの流れを説明していきます。

【目次】

引越し業者に回収してもらう
古紙回収業者に回収してもらう
不用品回収業者に依頼する
段ボールのまとめ方
可燃ゴミではない
汚物・禁忌品
個人情報漏えい
置き場所
業者へ依頼する時
リサイクルの流れ
まとめ

散乱

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段ボールの処分方法

引越し業者に回収してもらう

大手の引越し業者であれば段ボールの処分まで面倒を見てくれるところが殆どです。

回収日や立ち合いの有無を事前に相談しておきましょう。

マンションなどの場合は管理人さんに段ボールの回収が来ることを伝えておけば対応してくれるケースもあります。

最近は引越し料金を少しでも節約するために段ボールを自分で用意する人も増えています。 業者によっては自社の段ボールだけしか回収しないところもあるので 始めに確認しておきましょう。

引越しのオプションとして段ボールを購入した場合は使用済み段ボールの処分もセットになっている ところが多いようです。

古紙回収業者に回収してもらう

集団回収

「ご家庭でご不用になりました古新聞・古雑誌などありましたら」というアナウンスを流し ながら町中をゆっくり徘徊するちり紙交換のおじさん。

最近ではめっきり数が減ってしまった古紙回収業者さんですが、もしタイミングよく見かけたりアナウンスを耳にした時は声をかけて段ボールを処分 してもらいましょう。

また集団回収といって月に2回程度の頻度で定期的に段ボールや新聞などの回収を行っています。

ただ古紙に比べ段ボールはとてもかさばり荷台のスペースを圧迫するので、処分をお願いする際は 10枚くらいずつきちんとかさね、ひもで縛っておくなどの配慮は最低限のマナー として覚えておきましょう。

※各自治体の公式ホームページには引越し等で一度に大量に出す場合や臨時に排出する場合は有料となる旨の 文言が書かれています。

このことを知らずに20枚30枚と大量に出した場合持って行ってもらえないことも考えられます。

引越し業者で購入した段ボールには会社名やロゴが入っていますし、引越し直後に排出する場合は あなたが出したことが近所の人にバレてしまうことも考えられます。

主観ですが資源ゴミの日に捨てる場合は一度に出す段ボールは多くて10枚程度に抑えて また日を改めて出した方が良いかと思います。

不用品回収業者に依頼する

手っ取り早いのは不用品回収業者に依頼することです。 引越しや古紙回収の業者に比べ金額は上がりますが段ボールの処分もやってくれます。

この業者のメリットは日時指定ができることと大量であっても全て回収してくれるところでしょう。 家族の引越しの場合は処分したい段ボールは多いことでしょう。

2階や3階に置いてある段ボールであってもお部屋からの運び出しを手伝ってくれますし 捨て忘れた不用品も一緒に処分できれば一気にスッキリしますね。

ただし気を付けておきたいのはトラック1台につきいくらみたいな料金体系のところが 多いため段ボールの処分だけで高額になることも考えられます。

邪魔なものは早く処分したいところですがそこは冷静になり回収には総額で いくらかかるのか?
複数の業者に問い合わせ安いところを見つけると良いかもしれません。

            

段ボールのまとめ方

段ボールをまとめると聞くとを平げた物を重ね紐やテープで縛る方法が思い浮かびます。 このまとめ方も良いとは思いますが、紐もテープも使わない方法があります。

不要な段ボールから大きくて頑丈な物を選びます。 他の不要な段ボールを平らに広げたら半分に折りたたんで大きな段ボールに隙間なく詰めていきます。 これを繰り返してください。

1つに10枚程詰めれば30枚あった段ボールも3つのかたまりになりスッキリします。  捨てる時は3つ運ぶだけで済みますし、後述しますが「禁忌品」を使わずにまとめることが出来ます。

まとめ方

            

注意点

可燃ゴミではない

段ボールは紙だから可燃ゴミだと思う人も大勢いるかと思いますが可燃ゴミとして 出すことはできません。

汚れてしまったものや屑になってしまったものは可燃ゴミで出せますが 通常は資源ゴミの日に出すよう決められています。

毎週1回資源ゴミの日があるので確認しておきましょう。

資源ゴミ

先ほど紹介した資源ゴミ集団回収の日と合わせればひと月に6日は資源ゴミの日があります。
再資源化できるものは率先してリサイクルしましょう。

ペットボトルや空きビンと同じです。
段ボールを捨てる際は資源ゴミの日に出すように 習慣化しましょう。

汚物・禁忌品 きんきひん

再資源化するときに紙以外の付着物があるとリサイクルできません。
分かりやすいものだと宅配ピザの入れ物がそうです。
チーズやソースなどが付着しています。

そういった汚れているものはリサイクルできません。
また粘着物や特殊素材の紙も同じです。

Amazonや楽天などで購入した商品はビニールで梱包されていてたまに段ボールに接着されていませんか?
あのビニールは溶解処理できませんので禁忌品となります。

紙以外の素材のもは全て禁忌品になります。

個人情報漏えい

通信販売などで送られてきた段ボールにはあなたの名前や住所が記載されています。

物騒な世の中なので個人情報が記載されている段ボールを処分する際はシールを剥がす ことをオススメします。

またDMや冊子の表紙にも個人情報が記載されていることがあります。
シュレッダーにかけるのが一番でしょう。

置き場所

いくら自分には不要なものとはいえ段ボールは資源として価値のあるものです。

雨ざらしにして土で汚れていたり、余計なものが付着していると価値がなくなります。

最悪の場合回収日に持って行ってくれない可能性もあります。

資源回収の日までの置き場所には注意してリサイクル出来る状態で排出しましょう。

業者へ依頼する時

不用品回収業者の中にはきちんとした処理方法を怠るところも存在します。
悪い例としては他のゴミと一緒に焼却処分してしまうなどが挙げられます。

問い合わせの時にどのような処理を施すか試しに聞いてみてください。

通常は「溶解処理」 ようかいしょり を施します。

この溶解処理という言葉が出てくれば知識を持った優良業者かもしれませんね。

もちろんリサイクル工場へ直接持ち込むと答えた場合も優良業者です。

リサイクルの流れ

圧縮された段ボール

あなたが資源ゴミの日に排出した段ボールや古紙は回収業者によっていったんリサイクル工場へ 運ばれます。

ここでは束ねてある紐やリサイクルに不向きな禁忌品を取り除き新聞・雑誌・段ボールなど 品種別に分類されます。

品種別に分別された古紙を大型梱包機により約1tの大きさに圧縮し製紙メーカーに納入します。

製紙メーカーに運ばれた古紙は溶解処理と言って水と機械の撹拌力でバラバラになるまで 解(ほぐ)されます。

解されたものから新たな紙が作られ段ボールや週刊誌・再生紙として世に 出回るのです。

このような循環型社会がリサイクルを通して行われていてゴミの削減に繋がっています。

日本国内で資源は主に業者が回収し再資源化するべくリサイクル活動が行われていますが、海外では一般市民(低所得者)が生活資金を稼ぐため 資源の循環に携わっているようです。

★参考 海外のリサイクル活動

まとめ

段ボールの処分方法まとめ。
処分の依頼先は引越し業者・資源回収・不用品回収業者でしたね。

段ボールの引き取り先によってはまとめてコンパクトにした方が好まれる場合もあるので まとめ方も覚えておくと良いでしょう。

段ボールは資源なので可燃ゴミには出さないようにしましょう。
資源としてリサイクルするためには禁忌品を取り除き個人情報や置き場所にも注意を払いましょう。
リサイクル方法として溶解処理という言葉が出てきましたね。

段ボールはリサイクルできる物です。
1人1人の心がけが積み重なり大きなエコに繋がります。
限りある資源を有効に使いましょう。

板橋区近隣の段ボール回収料金【マテリアルワールド】

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